――タブリス……

――タブリス。

わかってるさ。時間だろ?

『時は満ちた。行くが良い、タブリス』

セントラルドグマを降下する。赤の弐号機と一緒に。
追って来い。
さあ追って来いサードチルドレン。
君と僕、どちらかが滅びと再生の鐘を鳴らす最後の時だ。

「渚!!」
「やぁ、シンジ君!」

全てはこの為に。
初めからこの時の為に僕は生まれた。

僕を追え。碇シンジ。